2004/08/11(水)更新318回目
『会社運営を通して実現できること』 |
まず、前回の日記で書いていた風邪の件ですが、おかげ様で風邪はすっかり良くなりました。掲示板に書込みをして下さった方を始めとして、たくさんの方にご心配して頂きとても嬉しかったです。どうもありがとうございました。
最近、会社を興した後、何を目的にして会社を運営にしていこうかと考えることがあります。母に家を建ててあげたい、お金持ちになって経済的な自由を手に入れたい…こういった事は、言うなれば、兄さん自身の夢であり目標であります。ですから、会社の目標とはまた別ということになります。
それで今兄さんが考えている中の一つに、『会社で利益を上げる事を通じて、自分の生まれ育った町に何か貢献できるような事がしたい』と思っています。都会で育った方にはリアルに創造できないかと思いますが、兄さんが住んでいた町は本当に凄い田舎で、ちょっと外れの方に行くと、道路でおじさんが牛と散歩したりしています(笑)。ホント、凄い田舎です。
こういった田舎に共通してあるのが雇用問題です。事業に力がないために人を雇う力がない個人事業主、会社がたくさんあります。たとえ、もし人を雇うことができる体力がある会社であっても、給料の総支給額が１３〜１５万円というのが一般的です。
こういった事について地元の友達と話をすると、『物価が安いから…』という言葉を口にするのですが、じゃあ、名古屋で500万円の車が宮崎のような田舎で買えば450万円になっているのか？…と聞かれれば、『それはない！』となりますよね(笑)。いくら物価が安いと言えども、それは飲食代や土地、家など一部のものに限定されます。決して何から何まで物が安く購入・利用できる訳ではないんですよね。
ところが、実際のところはこういった状況なのにも関わらず、田舎の人の多くは”物価が安い”という言葉を過大に評価して、安月給でも『物価が安いのだから、仕方がない』と納得して働くわけなのです。兄さんとしては、どうもこれが納得いかないんですよね。兄さんの友達の中には、”朝早くから深夜まで働いて、手取りが十数万円で休みもほとんど取れない”という劣悪な環境で働いている人がいます。
この、兄さんの友達のような人がその会社にしがみつかないといけない理由を考えてみると、”田舎には求人自体が極端に少ない”という事が大きいと思うんです。こういった事を考えている内に、『どうせ会社を作るんだったら、自分だけの事を考えるんじゃなくて、何か地元に貢献できないもだろうか？？』と考え始めたのです。
また、地元が発展できる力を自分で養って欲しいという気持ちもあります。パソコンとインターネットを使えば、情報の部分で言えば、都会との格差はかなり狭まります。でも、兄さんの友達、知り合いに限って言えば、それに気付いていない人が田舎には多すぎるように感じます。
そして、リスクを採る事を極端に恐がり、サラリーマンとして働いて安定している事が一番だと考えているんですよね。だから、起業しようとする人は少ないし、新しい事にチャレンジする人も少ない訳なのです。
兄さんが一昨年地元に帰った時に、おじちゃん、おばちゃんに、兄さんが個人事業主として開業することを相談したことがありました。その時の収入は月に５０万円程度だったのですが、おじちゃん＆おばちゃんからの回答は『いいや。自分で商売を始めるという事は、そんな甘いことじゃねーど。どこかの会社に勤めて、サラリーマンとして働くのが一番いい。そんな自分で開業するなんてやめちょけ』という言葉でした。
また、地元の友達も『ネット関係は動きが激しいから、いつまで稼げるかが問題だよね。やめちょった方がいいっちゃない？』と言い、兄さんが自分で事業を始めることに対しては良い顔はしませんでした。(会話の一部は宮崎弁です(笑))
こういった言葉を聞いた時は、正直(´・ω・`)ｼｮﾎﾞｰﾝって感じだったのですが、兄さんの中ではどうしても納得がいかなかったんですよね。ネットを利用してお金を稼ぐことの低リスクさ、そして、自分が将来稼ぎ出すであろう金額、そして、この業界自体の将来、兄さん自身に限って言えば、”サラリーマンになった方が明らかに良い”と思えなかったのです。
ということで、兄さんは自分で新しい事にチャレンジして、自分で事業を興すことにしたのですが、その結果どうなったのか？それは、今の毎月の獲得金額を見て頂ければ分かると思います。
確かに、兄さんのおじちゃん＆おばちゃん、そして、地元の友達が言うように、サラリーマンになれば色んな意味で安定はしていたかもしれません。社会的な信用力も個人事業主である今よりはあったでしょう。
でも、月に１５０万円という収入を実現できて、毎日を楽しく過ごせられたかと言えば、おそらく、無理だったと思います。普通の企業で兄さんの年齢で１５０万円もの給料を貰っていて、さらに、自分の時間を自由に使っている人の話なんて耳にしたことがないですから。
要するに、兄さんはリスクを取って新しいことにチャレンジしたから、今の収入が実現できたのです。ネットで稼ぐことを通して自分が認められ、自分の資産が膨らみ、自由な時間も増えていっています。これは凄く嬉しいことです。この感動を田舎の人にも味わって欲しいんですよね。
ただし、それには一時的に安定を捨て、リスクの高いところに身を投じなければなりません。兄さんの地元で、この事が分かってくれる人がいれば、兄さんの会社で雇用するうという形ですが、一緒にビジネスをやってみたいな〜と思います。引越や会社設立に関わることで忙しく、なかなか日記やサイトの更新ができませんが、今月中にはほぼ完了して落ち着くと思います。
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