2004/05/11(火)更新291回目
『お金持ちの基準』 |
兄さんは『金持ち父さん 貧乏父さん』の本を読み、お金持ちになるための考え方を勉強しました。”勤労所得”と”不労所得”、”お金にお金を生ませる”ことについてなど、この本は兄さんのお金に対する考え方にかなりの影響を与えました。
この本の中で、著者のロバート・キヨサキ氏は『金持ち父さんはこう言っていた。〜〜〜だと。』という形でよく話を展開させますが、兄さんもまた、自分の身の回りの人とお金について話す時に、『金持ち父さんの本では〜〜〜だと書かれているし…』という形で、よく自分のお金についての考え方を述べているような気がします。
最近、『これじゃいけないな〜』と感じています。現在、兄さんには1200万円を超える金融資産(株式・現金)があります。小さい頃から借金は嫌いなので、もちろん借金は0円です。
20代の人が持っている金融資産にしては多いように思えるかもしれませんが、こんな金額は結婚して子供ができればすぐに消えてしまいますし、『金持ち父さん 貧乏父さん』で言われているお金持ちには、ちっとも該当していません。
ロバート・キヨサキ氏は、65歳で働くことから引退する時の年収で、お金持ちを下の4つの分類に分けています(1ドル=110円として計算)。
貧乏な人:25,000ドル以下 (275万円以下)
中流の人:25,000ドル〜100,000ドル (275万円〜1100万円)
裕福な人:100,000ドル〜1,000,000ドル (1100万円〜1億1千万円)
金持ち:1,000,000ドル以上 (1億1千万円以上)
大金持ち:月収1,000,000ドル以上 (月に1億1千万円以上)
つまり、今の収入から考えると、兄さんは”裕福な人”の一番下の方に該当します。今の約10倍の収入を得れるようになって、やっとロバート・キヨサキ氏の言う”金持ち”になれるのです。現在の月100万円くらいの収入では、金持ちにはなれないんです(ちなみに、アメリカでは引退の時に”裕福な人”の基準を超えているのは、100人中たった1人しかいないそうです)。
ロバート・キヨサキ氏が基準として定めている”金持ち”になるためには、毎月1000万円以上の収入を得る必要があります。でも残念ながら、今の兄さんには、どうやったらこの収入を実現できるのか検討もつきません。
ロバート・キヨサキ氏は主に不動産投資でお金持ちになりましたが、兄さんには不動産投資に関する知識がないですし、日本でロバート・キヨサキ氏と同じ例を見聞きしたことがないので、今のところは、不動産投資によるお金持ちは考えていません。
それに、ロバート・キヨサキ氏は借金をして不動産を買うこともあるそうですが(もちろん儲かることを前提としている)、兄さんはどんな理由があるにせよ、借金をする気はありません。ですから、ロバート・キヨサキ氏と完全に同じやり方でお金持ちになろうとは思っていないんですよね。
『金持ち父さん 貧乏父さん』から得られる良い面を取り入れ、他にもお金持ちになるための勉強をして自分なりにアレンジし、自分が考えたビジネス・方法でお金持ちを目指そうと思っています。
『金持ち父さん 貧乏父さん』は、お金持ちを目指す人にはぜひ読んで欲しい本ですね。最初の1冊を読んで気に入ったら、シリーズの全部を読んでみて欲しいと思います。お金持ちになるために必要な資金を作る方法についてはほとんど書かれていませんが、”お金持ちになるにはどう考えれば良いのか”を学ぶ事ができる良い本だと思います。
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