2003/12/13(土)更新247回目
『自分の認識の甘さ』 |
つい最近の日記で書いていた、兄さんと父のことについてですが、他の掲示板へ書込みがなされたので削除させて頂くことを考えています。正直、兄さんのインターネットの世界への認識が甘かったです。
インターネット上では、人と人は掲示板などで繋がっているんですよね。だから、『日記で自分の事について書く→それを訪問者の方が読む→その訪問者の方が他の掲示板に書込みをする→自分の知らないところで個人情報が加工され、広まっていく』こんな事も十分にあり得るわけです。
兄さんと同じ境遇の人・経済的に困難な状況な方への励みになればと思い、兄さんと父のことを日記に書いたのですが、むやみに自分や家族に関することを書くべきではなかったのかもしれません。
自分だけで済めば良いですが、もしかすると、兄さんの母や妹に何らかの迷惑がかかってしまうかもしれませんからね…。こういう理由なので兄さん個人に関する日記を削除させて頂くかもしれません。すみません。
『日経ビジネス アソシエ』という雑誌で、ユニクロの会長”柳井 正”さんのQ&Aコーナーがあるのですが、この雑誌に『クレームはお客様の声だから、それを真摯に受け止め、きちんと対応しなければならない』ということが書いてありました。
訪問者からご連絡を頂いたことにより、兄さんのサイトへのクレームがたくさん書き込まれている掲示板の存在は知っていたのですが、クレームの大切さは、この記事を始めとしてイロイロな本を読んで知っていたので、今まで黙って書込みされる投稿を読んでいました。
この掲示板に書込みされるクレームには、『なるほど…』『それはそうだなぁ』『ふむふむ、訂正しないといけない』と思わされる内容も多く、兄さんのサイトの改善すべき課題として、自分のメモ帳に記事をコピーして保存しているものもあります。
ですが、兄さん本人と偽っての宣伝書き込みや、脱税の可能性があるなどと嘘の情報が書き込みがされたり、『一家借金まみれ』など、自分の事ばかりではなく家族を巻き込むような書込みがなされたので、その掲示板の管理者の方に削除の依頼をさせて頂きました。
クレームには、『サイトで嫌な思いをしたりして、それをどうにかして欲しい』という内容や、『それは常識的に直した方が良いんじゃないか』という内容など、色んな種類があります。兄さんは、基本的にはこれらのクレームにはきちんとに対応する方が良いと思っています。ですが、そうでないクレームもあります。
クレーム対処本には『”クレージー・クレーマー”への対応は毅然とした態度で臨むべきです』という内容が書かれていることが多くあります。クレージー・クレーマーによるクレームとは、『顔は見えず、声さえも聞こえないというメールやインターネットの特性上、クレームの中には要領を得ず、かつ、常識や合理性を失ったクレーム』のことを言うそうです。これには兄さんも対応しようとは思いませんし、また、対応のしようがありません。
兄さんのサイトへのクレームは勉強になることもあります。ですが、兄さん個人や、家族のことなどを掲示板に書込みされると、クレームの対象は『サイトではなく、人』になります。これはクレーム・掲示板に書込みしても良い範囲を超えていると思います。
例えば、『○○企業の商品はサービスの質が悪くて、価格が高いと思いますが、それに対してどう思いますか?』という書込みをネット上の掲示板にしたとしたら、それは投稿としてアリだと思うんです。でも、『○○企業の山田
太郎は強引な営業で最悪です。それに対してどう思いますか?』これは、対象が企業やサービス・商品に対してではく”個人”になっています。
この、個人を対象にした記事を、公共性のあるインターネットの掲示板に書込みしても良いのか?…常識のある方なら分かりますよね。兄さんは、クレームを付けること自体は悪い事だとは思いません、クレームを言う方がそれだけ嫌な思いをされたのでしょうし、また、相手(企業やサイト運営者)の事を考えての意見(クレーム)だと思いますから。
ただ、クレームを付ける場合でも、最低限の常識は守って欲しいと思います。掲示板で展開されるべき(されても良い)内容なのか、それとも、相手(個人)に直接抗議・メールをすれば良いことなのか。これをきちんと考えて欲しいと思います。
話は変わり、コピーサイトを公開する日は明日となりました。せめて、メールアドレスだけでも公開していれば、こういった方法を取ることは防げるのですが…。残念です…。
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