そして小学校に入学し、中学校に入学し、高校に入学しました。こまでは順調に人生を歩んできたと思います。ただ、悪ガキだったことは否定しないです (笑)。中学の頃は、親が先生に呼び出された事は何度もありますし、高校の頃は、学校には行かず朝から一人でゲームセンターに行ったりしていました。
自分で言うのもなんですが、ゲームは上手かったです。学校には行かず(笑)、ゲームの攻略本を毎月購入し、毎日ゲームセンターに通っていました。格闘ゲームが大好きで、対戦をすると大人や大学生にも勝っていました。格闘ゲームで、最高で連続43人勝ちをしたのを覚えています。『自分が勝てない相手はいない』という程の自信を持っていましたf(^_^)。
ただ、学校はよくサボっていましたが、受験に対する意識は高く、受験に関する本をたくさん読んだり、家で勉強をしたりということはしていました。この頃は『先生の顔色を気にしたり、推薦入試を利用しないのなら、学校の成績がどんなに良くても、結局は自分には関係がない。
受験時の点数で、大学に入学できるかどうかが決まるのだから。学校に行って全部の科目学び、学校の成績のための勉強をするんじゃなくて、自宅で自分が行きたい大学のための勉強をしていた方が効率が良い』こんな考えを持っていたのを覚えています。人間的にもとても未熟でちょっと変わった高校生でした(笑)。
この小学校〜高校卒業までの間は、お金に対する意識はどうだったかと言うと、ほどほど高かったと思います。兄さんの家は貧乏だったので、小さい頃は友達の家に遊びに行ったりした時、友達から家族の話を聞かされたりした時に、『どうして俺の家は、借家でボロいんだろう…』『どうして俺の家は、家族で外食に行くことがないんだろう』『どうして俺の家は、お金がないんだろう…』こんな疑問を持っていたのを覚えています。
兄さんは、家族で県外旅行に行った事がまだ一度もありません。それに、実家は借家で何十年も前に立てられた古いところです。そこに父と母が結婚した時からずっと住んでいます。親は2人とも中古の軽自動車に乗っていますし、貯金だってありません。ただし、数十万円の借金はあります(笑)。
今までの話を聞いてもらえば分かるかと思いますが、本当に貧乏なのです。なぜこんなに貧乏なのか…それは父のせいです。この貧乏な環境と父が今の兄さんを作りました。
ここで兄さんの父について少し話しておこうと思います。兄さんの父は自分勝手でまるで子供のような人でした。毎日お酒を飲む、タバコを吸う、ギャンブルをする、仕事を転々と変わる、そして借金をする。こんな父だったから、親戚などから『駄目な親』だと言われていましたが、兄さんはそんな父が好きでした。
もちろん、タバコを吸ったり、毎日酒を飲んだり、借金で母を困らせたり、こんな部分はとても嫌いでしたよ。ですから兄さんは、タバコは吸いませんし、毎日お酒を飲んだりもしません。そしてもちろん、借金も凄く嫌いです。『初期投資』や『設備投資』というキレイな言葉のオブラートに包まれていても、借金だけはしたくありません。兄さんがする借金は、奨学金が最初で最後だと思います。
こんな父に不信感を持ち始めたのが、確か、中学校の反抗期辺りだったと思います。タバコの煙で自分の制服がタバコ臭くなっていたり、タバコの煙が身近な人に悪影響を与えたりするのが分かったり、自分の家が借家で貧乏なのを嫌だと思ってきたり、仕事を転々とするのが世間的には良くないことだと分かったり、借金が家族を困らせるということを知ったり、色んな面で知識が付いてきたからだと思います。
父は「お父さんは、お前達(兄さんと妹)がお父さんみたいにならないように、悪い例を見せているんだぞ(笑)」と冗談ぽく言っていましたが、兄さんの中では本気でそう思うようになっていました。でも、先ほども言いましたが、それでも兄さんは父が好きでした。父が消費者金融に手を出すまでは。。。
金持ち兄さんの自己紹介 4 へ続く…
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